家族や親族が亡くなったときに税理士に依頼すれば、相続税申告や二次相続対策を行えます。また元気なうちに税理士に相談すれば、家族や財産の状況に合う相続税対策を提案してもらえます。
ただし、税理士にはそれぞれ得意分野があり、すべての税理士が相続や生前贈与に詳しいわけではありません。
相続税申告や相続税対策を依頼する弁護士を選ぶときには、相続に精通した税理士を選ぶのがおすすめです。
本記事では、相続に強い税理士を選ぶ際のポイントや探し方を解説します。
目次
税理士にはそれぞれ得意分野があるため、相続や生前贈与について相談するときには、相続税に詳しい税理士を見つける必要があります。
相続に強い税理士を選ぶコツやポイントは、主に下記の4つです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
まずは依頼を検討している税理士事務所のホームページなどを確認し、相続税の申告実績を確認しましょう。相談実績や申告実績が多ければ多いほど、相続に関する知識や経験が豊富であるといえるからです。
当メディアを運営している杉並・中野相続サポートセンターの相談件数や申告実績は、下記の通りです。
相談件数 | 2,500件以上 |
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相続のサポート実績 | 1,000件以上 |
相続税の申告実績 | 500件以上 |
相続に強い税理士を探すにあたり相談実績や申告実績の数を調べたときには、あわせて税理士事務所に所属している税理士の数も確認しておきましょう。
所属している税理士の数が少ない場合、キャパシティに限りがあり期限が迫っている相続税申告などに対応できない恐れがあるからです。
親身に相談に乗ってもらうためにも、ある程度人員に余裕がある税理士事務所に相談するのが良いでしょう。
税理士の報酬は自由化されているため、税理士事務所によって相続税申告や相続税対策の報酬が異なります。
相場より高い税理士事務所に依頼するのを避けるためにも、ホームページなどを確認し報酬について明記されているか確認しておくと安心です。
上記のような税理士事務所は、依頼後に「思ったより費用がかかってしまった」と感じる可能性も高いと理解しておきましょう。
税理士事務所の無料相談を利用したときやホームページを確認するときには、税務調査の実施率もチェックしておきましょう。
税務調査とは、税金が適正に納められているかどうかを国が調査する制度です。相続税の場合は実地調査以外の簡易な接触も含める約2割の確率で税務調査が入るともいわれています。
遺産の金額が大きいなど税務調査が来るリスクが比較的高いと予想される場合には、税務調査が来たときのアフターフォローまで行ってくれる税理士事務所に依頼するのがおすすめです。
相続や生前贈与に強い税理士を探すには、インターネット検索や知人の紹介など、下記の方法で探すのが良いでしょう。
それぞれ詳しく解説していきます。
手っ取り早く相続に強い税理士を見つけるには、インターネットで検索をしてみるのが良いでしょう。
「お住いの地域名 相続 税理士」などと検索すれば、税理士事務所のホームページなどがヒットするはずです。
知人や友人、親族などで相続に詳しい税理士を紹介してくれる人がいるなら、紹介や口コミをもとに税理士を選んでも良いでしょう。
ただし、紹介してくれた人が高く評価していたとしても、あなたと担当税理士の相性が合うとは限りません。
そのため、紹介してもらった税理士が合わないと感じた場合は、別の税理士への依頼も検討しましょう。
税理士事務所の多くは初回無料相談を行っていますので、候補の税理士事務所を見つけたらいくつか面談をしてもらうのがおすすめです。
初回無料相談で担当になってくれる税理士と話してみれば相性もわかりますし、実際に税理士事務所に行って初回相談をすれば事務所の雰囲気もつかめます。
相続税申告や相続税対策の税理士費用は数十万円近くかかることも多いので、必ず相見積もりを取り信頼できる事務所や税理士を選ぶことをおすすめします。
相続税申告の期限が迫っている場合や費用報酬を抑えたいと考えている場合、「相続に強い税理士を選ばなくても良いのではないか」「税理士ならみんな相続税について対応できるのではないか」と考えてしまう人もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、相続税申告や相続税対策を依頼するときには、相続に精通した経験豊富な税理士を選ぶのがおすすめです。
相続に強い税理士を選ぶべき理由やメリットは、下記の通りです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
相続に強い税理士に依頼すれば、相続人や相続財産に関する調査から相続税申告までワンストップで依頼できます。
相続手続きを行う時間がない人や被相続人が遠方に住んでいため、相続手続きを進めにくい人にもぴったりです。
相続に強い税理士であれば、相続税対策を漏れなくしてもらえるため、相続税を節税できます。相続税には控除や特例が用意されており、それぞれ要件が設定されています。
相続に強い税理士に相続税対策や相続税申告を依頼すれば、漏れなく控除や特例を適用してもらえ、報酬を払ってもお得になるケースもあるでしょう。
相続に強い税理士であれば、ミスなく相続税申告を行えるので、税務調査が入る確率を下げられます。相続財産の種類が多い人や遺産に不動産がある人は、税理士に依頼するのがおすすめです。
相続を専門とする税理士であれば、万が一税務調査が来たときのアフターフォローまで対応可能です。税務調査対応を依頼できれば、税務署の担当者への回答や調査当日の対応も任せられます。
相続に強い税理士であれば、今回発生した相続税の申告だけでなく、次に発生するであろう二次相続の対策まで提案してもらえます。
二次相続は相続税の配偶者控除を適用できない、相続税の基礎控除額が減るなどの理由で、税負担が重くなりやすいのが特徴です。
相続に強い税理士に依頼すれば、二次相続の税負担軽減も含めた提案を受けることも可能です。
家族や親族が亡くなったときに税理士に相続税申告を依頼すべき人の特徴は、主に下記の通りです。
相続税には基礎控除が用意されており、遺産総額が基礎控除を上回ると相続税の申告が必要です。
また、相続税には節税効果の大きい小規模宅地等の特例や配偶者控除がありますが、これらを適用して相続税額が0円になった場合も申告は必要になります。
他にも、不動産や非上場株式は相続税評価額を計算するのが複雑なため、相続に強い税理士に依頼してミスなく申告をしてもらうのが良いでしょう。
相続税申告を税理士に依頼した場合、遺産総額に応じて報酬が変わる場合が多いです。例えば、杉並・中野相続サポートセンターでは遺産総額3,000万円未満の申告報酬は税込み22万円としています。
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そして基本報酬とは別に申告期限が迫っている場合や遺産の種類に応じて追加報酬が発生する場合があります。
多くの税理士事務所では、初回無料相談を行っているので、相談時に見積もりなどをしてもらいましょう。
相続税申告は人生に何度も行うものではないにもかかわらず、申告書の作成には相続に関する専門的な知識が必要です。
そのため、家族や親族が亡くなって相続税申告が必要でも「何から始めて良いかわからない」「遺産がいくらなのかもわからない」と悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。
相続税申告は、相続に強い税理士が多数在籍する「杉並・中野相続サポートセンター」までご相談ください。
当サポートセンターは西荻窪駅から徒歩1分の便利な場所に事務所があり、開業して30年以来、2,500件を超える相続の相談をお受けしてきました。弁護士・司法書士などの専門家と協力体制を取りながら、ご相談者様の相続手続きをワンストップでサポート可能です。
遺産が一定額を超える場合、相続税の申告が必要です。相続税申告を自分でするのが難しい場合は、税理士に依頼することをおすすめします。
ただし、相続税申告を税理士に依頼する場合には、担当税理士や税理士事務所が相続に強いか確認しておきましょう。
税理士はそれぞれ得意分野があるので、相続に強い税理士を見つけないと、相続税対策を漏れなく行ってもらえない、申告内容にミスが生じるなどのリスクがあります。