杉並・中野相続サポートセンター
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親が死亡後もできる財産の調べ方・相続税申告の注意点

親が亡くなったときには、親が所有していた全ての財産を調査し、相続税を計算しなければなりません。そして、相続財産の金額が基礎控除を上回る場合には、相続税の申告および納税も必要です。

親が相続対策をせずに亡くなってしまうと、遺された子供が親の財産を調べなければなりません。相続財産の調査に漏れがあると、相続税申告のやり直しや追徴課税を納めなければならない恐れもあります。

本記事では相続に強い税理士が多数在籍する杉並・中野相続サポートセンターが生前からできる親の財産の調べ方や亡くなった後にできる親の財産の調べ方をわかりやすく紹介していきます。

生前からできる親の財産の調べ方

可能であれば、親が元気なうちから親子間で財産に関する情報を共有しておくのがおすすめです。

しかし、親の財産について尋ねることは「相続を当てにしている」「親が死ぬことを考えている」と思われてしまわないか不安かもしれません。

そのため、年老いてきた親に不安や嫌な気持ちを与えないように、普段のコミュニケーションの中で財産に関する話題をしておくのが理想です。具体的な方法を3つ解説していきます。

親との会話で普段から財産について把握しておく

普段のコミュニケーションの中で、親の財産について確認しておくと、万が一、親が突然亡くなってしまったときにも財産を調べやすくなります。

財産について尋ねるときには、親を気遣いながら以下の切り口で話をしてみるのも良いでしょう。

  • 介護や医療サービスに関する費用の相談と合わせて財産について尋ねる
  • 親の老後の生活に関する話と合わせて財産について尋ねる
  • 知人やテレビで観た話として話題を切り出す

エンディングノートを作成してもらう

親が相続対策や終活に乗り気であれば、エンディングノートを書いてもらい、財産目録を作成するのもおすすめです。

エンディングノートは決まった形式がなく、何度も書き直せるので、遺言書よりも気軽に作成できます。

エンディングノートに、どんな財産がどこに保管してあるか記載されているだけでも、相続発生時に遺された家族の負担を減らせるはずです。

遺言書を作成してもらう

親が相続対策をしたい、自分が希望する人物に財産を受け継ぎたいと考えているのであれば、遺言書を作成してもらうのも良いでしょう。

遺言書を作成してもらえれば、相続発生後に財産調査の手間を省けるだけでなく、相続人調査や相続手続きの手間も減らせます。

ただし、法的に有効な遺言書を作成する際には、所定の形式を守る必要があります。法的に正しい遺言書を作成したいのであれば、専門家への相談もご検討ください。

亡くなった後にできる親の財産の調べ方

親が突然亡くなってしまった場合や認知症になり意思疎通ができなくなった後に亡くなった場合には、遺された子供や相続人が財産を調べる必要があります。

親が財産目録を遺していない場合には、遺品や郵便物などから財産に関する証拠を集めるしかありません。親が亡くなった後に、遺していた財産を調べる主な方法を4つ紹介していきます。

親の自宅や遺品を整理して調べる

親が遺言書や財産目録を遺していない場合には、自宅や遺品を整理しながら財産に関する証拠がないか探します。

具体的には、以下の書類が財産に関する証拠になるので、注意して探しましょう。

  • 預金通帳やキャッシュカード
  • クレジットカード
  • 保険証書
  • 不動産に関する書類(権利証や登記識別情報)
  • 固定資産税通知書

郵便物から財産を推測する

亡くなった方が保管していた書類のほかにも、郵便物から財産を調査するのもおすすめです。具体的には、以下の郵便物が見つかれば財産に関する調査をしやすくなります。

  • 金融機関から届いた郵便物
  • クレジットカードの明細書
  • 証券会社から届いた郵便物

例えば、クレジットカードから届くダイレクトメールなどが見つかれば、その会社でカードを発行していた可能性が高まります。他にも、証券会社の封筒が見つかれば、その証券会社で金融商品を購入している可能性もあるでしょう。

親が利用していた金融機関や証券会社さえわかれば、親が亡くなったことや相続手続きをしていることを問い合わせ、財産について情報開示してもらえます。

そのため、遺品整理や郵便物の整理では「どんな財産をどこに保管していたか」を把握できていれば問題ありません。

親が所有していた不動産の調査には名寄帳を活用する

親が不動産を所有していた場合には、名寄帳を活用するのも有効です。名寄帳には、その人が所有している不動産に関する情報一覧が記載されています。

私道などのように、固定資産税がかからず固定資産税通知書に記載されていない土地も名寄帳には記載されています。そのため、漏れなく相続財産の調査を行うために、固定資産税通知書が見つかった場合でも名寄帳を取り寄せておくのが良いでしょう。

親が保有していた株式は「ほふり」に開示請求を行う

亡くなった方が保有していた株式の証券会社を調べるには、「証券保管振替機構(ほふり)」を利用するのもおすすめです。ほふりに対して、開示請求を行えば亡くなった方が株式を保管していた証券会社名がわかります。

証券会社が分かった後は、各会社に問い合わせをすれば支店名や口座番号、手続きに必要な書類等を教えてもらえます。

親の財産を調べるときの注意点

親の財産を調べるときには、注意すべきポイントもあります。

これらの注意を行ってしまうと、親の借金まで知らずに相続してしまう可能性や相続税申告のやり直しになる恐れもあります。

借金がなかったかも確認しておく

親の財産を調べるときには、借金がなかったかの確認もしておきましょう。相続は預貯金や不動産などの資産だけではなく、借金などの負債も対象になるからです。

例えば、以下のものが見つかったときには詳しく調査し、借金の有無や金額を確認するのが良いでしょう。

  • 借用書
  • 住宅ローンに関する書類
  • クレジットカード
  • 消費者金融のカードや郵便物

住宅ローンは団信に加入している場合が多いですが、一応確認しておくと安心です。クレジットカードはキャッシングを利用していないか確認しておきましょう。

郵便物を送らない金融機関も増えている

ネット銀行などが普及して、郵便物を送らない金融機関も増えつつあります。ネット銀行では紙の通帳ではなく、Web通帳のみの場合も多いです。

親の財産を調査する際には、郵便物だけでなく親宛のメールも確認しておくのが良いでしょう。

親の財産調査は当サポートセンターに
お任せください

亡くなった親の財産を調べる際には、遺品や郵便物を調査し、どんな財産を保有していたか推測する必要があります。

相続手続きや相続税申告に不慣れな場合、相続財産の調査をしようとしてもどんな財産があったかわからないとお悩みになってしまうかもしれません。更に、相続税申告と納税には期限があるので、相続財産の調査もスピード感を持って行う必要があります。

相続財産の調査や相続税の計算や申告をスムーズかつミスなく行いたいのであれば、相続に詳しい専門家に相談するのがおすすめです。

杉並・中野相続サポートセンターでは、相続財産の調査や相続税申告に関するサポートを行っています。

相続に関するお悩みをお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。当サポートセンターの対応エリアは、下記の通りです。

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初回利用者向けの無料相談会も開催しておりますので、まずは一度お気軽にお問い合わせくださいませ。

まとめ

親が亡くなって相続が発生したときには、親が所有していた財産を全て調査し、相続税の計算をしなければなりません。

相続税申告後に新たな相続財産が発見されると、申告をやり直す必要がありますし、場合によっては延滞金などのペナルティが発生します。

親がまだ元気なのであれば、普段の会話から親の財産について調べておく、遺言書作成などの相続対策を進めてもらうのがおすすめです。

親が亡くなってしまい相続財産の調査が必要な場合には、遺品や郵便物を整理し、親がどんな財産をどこに保管していたのか推測していく必要があります。

相続財産の調査が難しい、ミスなく終えたいとお考えの場合には、必要に応じて税理士などの専門家へ相談することをおすすめいたします。

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